オーストラリア先住民族、アボロジニの血を引くオーストラリア北部ダーウィン出身のダンサー、ラッパーであるDanzal Bakerのステージネーム、 Baker Boy (ベイカー・ボーイ)。
英語だけではなく、オーストラリア北東部ノーザンテリトリー(アーネムランド)の先住民言語であるヨルング・マタ(ヨルング語)によるラップも披露する、通称”アーネムランドのフレッシュプリンス”。
APRA AMCOS、ARIA、National Indigenous Music Awardsなどオーストラリア国内の様々なアワードにノミネート、受賞経験があり、オーストラリアの一大イベント『Australian Of The Year』の中の”Young Australian of the Year2019″に選出されなど、国内でも非常に高い評価を得ています。
艶やかで勢いのある70年代ファンクがリファレンスされたサウンドと、オールドスクールスタイルのフック、ノリの良いフロウは、それこそ90年代のDJ Jazzy Jeff & Fresh Princeや初期のBlack Eyed Peas、最近のブルーノ・マース、Silk Sonicを聴いてるようなポップさを持ち合わせています。
そこにオーストラリアならではのアボロジニの歴史と個性が感じられる、なかなか面白くて味わい深いオセアニアン・ヒップホップです。
2021年10月にデビューアルバム『Gela』をリリースしており、これまた面白くて楽しいオセアニアン・ヒップホップが展開されていますのでご紹介します。
Baker Boy : レビュー
Funk Wit Us
終始一貫してオールドスクールなファンク&ヒップホップで乗り切っていてダサカッコイイ!なんか元気になれますね!こういうのスキ!
Cool As Hell
トロピカルハウス風のスムーストラックに一緒に踊っているのはお父さんと弟さん?のようです。
Mr La Di Da Di
イイですねぇ、ネーミングもイイです。もうこれはオーストラリア版”Uptown Funk“ですね。
アーネムランドのフレッシュプリンス、 Baker Boy (ベイカー・ボーイ)でした。
Sampa The Great、Tkay Maidza、当サイト2021年ベストアルバム50でも取り上げたGenesis Owusuなど、オーストラリア・ヒップホップが徐々に世界に浸透してきている気がします。
こちらの記事に特集しています。要チェックですよ!