Xenia Rubinos / ハイブリッド・アメリカンラティーノ

Xenia RubinosIndie

コネティカット州ハートフォード出身で現在はNYブルックリンを拠点にするシンガーソングライター、マルチインストルメンタリストの Xenia Rubinos (ゼニア・ルビノス)。

プエルトリコとキューバルーツの英語とスペイン語バイリンガルの家庭で育ち、両親はミュージシャンではなかったが音楽ファンで、音楽の英才教育を施し名門バークリー音楽大学の奨学金を得て進学。当初は声楽を学んでいたが講師の勧めで作曲を専攻。

卒業後、同級生だったドラマーのマルコ・バチェリ、ベーシストのアダム・ミンコフらとともにデビュー・アルバム『Magic Trix』をインディリリース。

その後、Battles、Deerhoof、CocoRosieなどかなり個性派の前衛ポップバンドのヘッドライナーとしてアメリカやヨーロッパでツアーサポート。

そういった経験が反映された前衛的なアグレッシブさとR&B、ジャズ、ヒップホップ、カリビアンルーツを織り交ぜた2作目となる『Black Terry Cat』を2016年にリリース。

独自の視点でアプローチされたジャンルレスな世界観と表現力はさらに進化しており、2021年『Una Rosa』はエレクトロニックの要素も加わり、ルンバ、メレンゲのマナーも強調された異次元ワールドを展開しています。

これはなかなかですよ!

Xenia Rubinos : レビュー

Cógelo Suave

この曲でもう打ちのめされる変態ファンスティックワールド!

Xenia Rubinos – "Cógelo Suave"

Working All The Time

これもかなりキてるパラレルワールド!

Xenia Rubinos – "Working All The Time"

Lonely Lover

2016年『Black Terry Cat』より。個人的に彼女の存在を明確に認識したのがこの曲でした。今聴いてみると前2作と比べて曲調がまだ落ち着いてますね。

Xenia Rubinos – "Lonely Lover"

 

ハイブリッド・アメリカンラティーノ、Xenia Rubinos (ゼニア・ルビノス)でした。ジャズ、ヒップホップ、ファンク、カリビアン、エレクトロニクスをパッチワークしたかなり独創的なハイブリッドミュージックが『Una Rosa』ではかなり進化、エッジな域に達していますね。かなりおススメです。