NYのキューバンアメリカンドラマー、作曲家、プロデューサーのAmaury Acostaによるソロプロジェクト、 KingKlavé (キングクラヴェ)。
音楽ドキュメンタリー映画『Cu-Bop across the border』のメイン・アーティスト、キューバの天才ピアニスト、アクセル・トスカと結成され2018年に来日もしているコラボレーションユニット、(u)nityも好評でした。
そのAmaury Acostaが10年の制作期間をかけて、新たにKingKlavéという名義で2022年9月3日にセルフタイトルでアルバムリリースされます。
アフロ・キューバンリズムをベースンに、ジャズ、ヒップホップ、R&B、ファンクをスリリングに融合した作品には、イギリスの名ベーシストPino Palladino、キューバのパーカッショニストPedrito Martinez、Buthcer BrownのDJ Harrison、NYの天才ギタリストMarcus Machadoといった面々も参加。
キューバ音楽を前に推し進めるべく、アメリカ生まれのキューバ人としてのアイデンティティを革新の音楽で迫る17曲。
まずは先行カットされた作品からレビューしていきます。
KingKlavé : レビュー
Dejate De Gracia Conmigo
ベースとピアノループを抉じ開けるかのようにドラムビートを炸裂させるエクスペリメンタル・ラテンジャズ。
Dillacuta feat. Jake Sherman, DJ Harrison
ブルックリンのピアニスト、Jake Shermanのボコーダーをメインに、タイトルからもわかる通りアフロキューバンリズムとヒップホップを融合させた作品。
5/4 joint feat. Josua Crumbly
ブルックリンの注目ベーシスト、Josua Crumblyとのセッション。光り輝く希望に満ちたようなアンサンブルからの二面性のある展開が面白い。
NYのキューバンアメリカンドラマー、Amaury Acostaのソロプロジェクト、 KingKlavé (キングクラヴェ)でした。
キューバとニューヨークの交錯、それを現代音楽の名手達との超絶セッションで綴る、なかなか楽しめそうな作品になりそうです。