John Carroll Kirby / 天空から降り注ぐアンビエント

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John Carroll KirbyCrossover
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ロサンゼルスを拠点にするキーボーディスト、コンポーザー、プロデューサーの John Carroll Kirby (ジョン・キャロル・カービー)。

Solangeの2019年大傑作アルバム『When I Get Home』をはじめ、Harry StylesFrank Ocean、当ブログでも紹介しているYellow DaysRemi Wolfら、数多くの作品に携わる売れっ子コンポーザーであり、自身のソロ作ではジャズをベースにソウル、アンビエント、ニューエイジミュージックを取り入れた幻想的瞑想感に満ち溢れた作品をリリースしているプロデューサー。

そのソロとしての活動は東京滞在時に考案され、中米ベリーズの古代マヤ遺跡の都市ラマナイで作成されたという、2017年アルバム『Travel』でスタート。

そのエピソードからわかる通り、多次元的な宇宙空間にチャネリングするエキゾチックでアンビエントなもの。

2020年にはLAのレーベルStones Throwからインストルメンタルピアノベースの幻想的な作品『Conflict』、イタリア探訪からのインスピレーションを得たスピリチュアル・アンビエントな『My Garden』をリリース。

R&B、ポップ、ソウルを消化しつつ自身の作品に転化させた幻想的ニューエイジ・ミュージックは、思いのほか入り込みやすいイージーリスニングさとディープさを併せもった不思議な感覚を覚えます。

ではそのJohn Carroll Kirbyのソロ作および最近のソングライティング、プロデュース作品をレビューしていきましょう。

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John Carroll Kirby : レビュー

Love Theme 

2020年11月にリリースされたシングル。Lonnie Liston SmithSummer Nights』を思わせる、ゆったりとしたグルーヴが幻想的なスピリチュアルアンビエントな世界観。

John Carroll Kirby – Love Theme (Official Audio)

 

Blueberry Beads

2020年『My Garden』からのアルバムオープナー。

クールに切り刻むドラム、ブロックコードによるピアノ、シンセ、ベースが混然一体と絡み合う、Harbie Hancockの『Head Hunters』や日本のジャズベーシスト鈴木良雄のアンビエントジャズ作品からインスピレーションを得た作品。

John Carroll Kirby – Blueberry Beads

 

By The Sea

美しいピアノの旋律が印象的なニューエイジ・フュージョン。

John Carroll Kirby – By The Sea

 

High, feat. Eddie Chacon & Nailah Hunter

後述するCharles & Eddieのエディー・チャコンとハープ奏者のネラ・ハンターのパフォーマンスをフィーチャーした、混沌とした中に宙を舞うようなハープとボーカルにヤラれること間違いないアンビエントソウル!

John Carroll Kirby – High, feat. Eddie Chacon & Nailah Hunter

 

Shofar

2017年アルバム『Travel』より。

エキゾチックな旅の始まりを予感させるアルバムオープナー。

John Carroll Kirby – Shofar (Official Audio)

 

Solange – Down With the Clique

ソランジュのアルバム『When I Get Home』の楽曲のほとんどを共同制作していますが、その中でもJohn Carroll Kirbyソロ作品に通ずる雰囲気を持つ作品。

Solange – Down With the Clique (Official Audio)

 

Eddie Chacon – HURT

Charles & Eddieとして90年代に『Would I Lie To You?』などのヒットを放ったEddie Chaconが30年の時を経てJohn Carroll Kirby全面プロデュースによるソロアルバムをリリース。

80年代で時が止まったようなセクシーで虚ろなDIYシンセポップが炸裂。このアルバムおススメです。

EDDIE CHACON – HURT

 

ライブセッションの模様。
EDDIE CHACON & JOHN CARROL KIRBY – "PLEASURE, JOY AND HAPPINESS" ALBUM RELEASE PERFORMANCE

 

まとめ

天空から降り注ぐアンビエントな世界、John Carroll Kirby(ジョン・キャロル・カービー)でした。

非常にスピリチュアルでアンビエントな世界感は聴く人を選びそうですが、いわゆるディープなニューエイジやドローンミュージックと比較するとポップスファンでも入り易そうな間口の広さを持っている、坂本龍一的な感性も垣間見れます。