ワシントンD.C.で生まれ、現在はLAを拠点に活動している現代コンテンポラリー・R&B界男性部門の期待の新星歌手、 Gallant (ギャラント)。
2016年にリリースされたアルバム「 Ology 」は Pitchforkでの高評価やThe Guardian、Entertainment Weeklyなどマスコミでも取り上げられ、2017年のグラミー賞、ベストアーバン・コンテンポラリー・アルバムにノミネートされ一躍脚光を浴びました。
日本でも注目度は高く、同年のフジロックにも出演していましたね。
メロウで都会的なサウンドとUsherやMaxwellを彷彿とさせるセクシーで甘いファルセットボイス、まぁ、この組み合わせは定番、黄金の組み合わせですが僕のような男性リスナーでもヤラれてしまいます。
UsherやMaxwellほどビジュアルにセクシーさはうかがえないですが、その分、彼らに勝るとも劣らない実力充分の歌声に集中できますよ。
Review(レビュー)
Sweet Insomnia ft. 6lack
2019年リリースアルバム『Sweet Insomnia』からタイトル曲。アトランタの人気ラッパー、6LackをフィーチャーしたGallantらしい艶やかなサウンドと美しいファルセットボイスが織りなすコンテンポラリーR&B。
Sleep On It
こちらも『Sweet Insomnia』より。2000年代あたりの正統派R&Bを思わせる内容。こういうのって特に男性ボーカルものだとどこかバタ臭い感じになりがちですが、スマートに爽やかに乗り切っている感じが現代風ですね。
TOOGOODTOBETRUE feat. Sufjan Stevens & Rebecca Sugar
フォーク系新鋭 Sufjan Stevens とアニメーター兼作曲家の Rebecca Sugar をフィーチャーした透き通るようなフォーキー・メロウバラード
Cave Me In
韓国系アーティストTabloとEric Namとのコラボレイトによるナイスアーバンコンテンポラリー!
Bourbon
アルバム「Ology」の個人的ベストトラック!Maxwellのファーストとかにも通じるアーバンなセクシーさがギュッと詰まっていて好きです。
盟友SabaをフィーチャーしたRemix版、個人的にはオリジナルのほうが好みかな
Skipping Stones feat. Jhené Aiko
この曲も好きです。Jhené Aiko姉さんとの共同作。Alabama Shakesのようなサザンヴィンテージ・サウンドにGallantのホットな歌声とJhene Aikoのクールな歌声のコントラストが印象的。
Miyazaki
Miyazaki=宮崎。ジブリの宮崎駿監督へのオマージュだそうです。
Doesn’t Matter Remix feat. A$AP Ferg
2018年5月にリリースした”Doesn’t Matter”のリミックス版。人気ラッパーA$AP Fergをフィーチャー
まとめ
セクシーで甘いファルセットボイスR&Bシンガー、 Gallant (ギャラント)でした。
YouTube上で”In The Room“というスタジオセッション動画も公開しています。こちらはJohn LegendやSeal、Dua Lipaなどとセッションしていて見ごたえ充分ですので是非。