Emile Londonien / ロンドンジャズシーンを踏襲した次世代フレンチジャズ

Emile Londonien Jazz
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フランス、ストラスブールを拠点に活動する3ピースジャズユニット、 Emile Londonien (エミール・ロンドニアン)。

メンバーはストラスブール音楽院の同級生キーボーディストのNils Boyny、ベースのThéo Tritsch、ドラムスのMatthieu Dragoの3人からなり、Matthieu Dragoが立ち上げた20人規模のアーティスト集団、Omezis Collectiveにも所属。

バンド名の由来となるフランスのサックス奏者、Emile Parisienとロンドンのジャズシーンに敬意を表し、そのカルチャーとジャズトリオの伝統を融合したプレイを重ね、そのセッションのトラックはイギリスのDJたちの間でたちまち話題となり、Giles Petersonからも「彼らはUKジャズ・シーンの過去10~15年を祝うような存在」と称賛されています。

Yussef KamaalThe Comet Is Coming、Atjazz、SunRa、そしてオーネット・コールマンやセロニアス・モンク、ブロークンビート、ジャズ、ハウス、ヒップホップのシーンから影響を受けたエネルギッシュな作品たちは、まさに今のイギリスを中心としたヨーロッパのクロスオーバー・ジャズシーンを象徴するような内容。

2021年にEP『Jazz Contenders』、2023年2月にデビューアルバムとなる『Legacy』をリリースしています。

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Emile Londonien : レビュー

トランぺッターAntoine Berjeautと、サックス奏者Léon Phalという現代フレンチジャズを代表するアクトとの共演によるジャズファンク&フュージョン。

 

Roy Hargrove(RH Factor)の同曲をトリオスタイルのソリッドなプレイでカバー。

 

バンド名の由来となっているEmile Parisienとのコラボレーション。

 

ロンドンジャズスタイルなドライブ感のあるトラックにLéon Phalのパワフルなサックスが爽快。

 

ロンドンジャズシーンを踏襲した次世代フレンチジャズ、 Emile Londonien (エミール・ロンドニアン)でした。

フレンチジャズとロンドンジャズのクロスロード的な、現代ヨーロッパジャズカルチャーを象徴するような作品です。