良質なエレクトロサウンドをヨーロッパをはじめ世界へ配信し、フレンチ・エレクトロシーンを牽引する”Ed Banger Records“の看板アーティストとして古参、Mr FlashやJusticeと並び、2010年リリースした”Baby I’m Yours”のヒットによって躍り出た、 Breakbot (ブレイクボット)。
フレンチ・エレクトロシーンを世に知らしめたのは今や泣く子も黙るメジャーアーティストとなったダフト・パンクですが、その流れを汲むような哀愁のあるシンセポップ、ディスコからエレクトロファンクを聴かせてくれます。
またDJ、リミキサーとしての活動も豊富で、Chromeo(クローメオ)や同じくフレンチエレクトロシーンの、Para One、 Birdy Nam Namなんかとも仕事しています。
代表曲でもある“Baby I’m Yours”が収録されている1stアルバム「By Your Side」を2012年にリリースし、フランスを中心にヨーロッパでヒット。
シンセポップ、ディスコブギーを中心としたポップで明るく分かり易い作りが好評を得て、続く2ndアルバム「Still Waters」を2016年にリリース。こちらも同じくシンセポップではありますが前作より抑え気味で、やや内向的な作りだったせいか商業的にはイマイチな成果となっていました。
個人的にもBreakbotならではの「ノリの良さ」が1stに比べ不足していたのは否めません。
そして今年に入り久々のシングル、”Another You”をリリース。後述しますがBreakbotらしいディスコブギー+エレクトロファンクで安心しました。
Breakbot : レビュー
Be Mine Tonight
2020年3月の新着。これぞフレンチエレクトロ!これぞブレイクボット・サウンド!と言いたくなるキャッチーで程よいレトロ感と哀愁メロディが詰まったグルーヴィ・チューン!
Another You
1stの頃からのコラボレイターの一人、Ruckazoidをフィーチャーした、なかなか黒めのコズミック・ディスコブギー!
Fantasy feat. Ruckazoid
同じくRuckazoidをフィーチャーした1stからのとびっきりキャッチーなフレンチ・シンセポップ。
My Toy
2ndがイマイチだと言ってもこんな素敵な曲もあります。珍しく女性シンガーをフィーチャーした”My Toy”、イギリスのDJ&ボーカリスト、Yasminをフィーチャー。
Get Lost
こちらも2nd「Still Waters」より、キレの良いベースラインが特徴的なブギートラック。この歌声は・・・やっぱり盟友Irfaneですね!
Baby I’m Yours
Breakbot の相方的存在、Irfaneをフィーチャーし大ブレイクした代表曲。
この曲、Bruno Marsの”Treasure”との激似疑惑がありました。なんかうやむや・・・って感じで終息していますが、因みに”Treasure”は2012年リリース、”Baby I’m Yours”は2010年リリース。
まとめ
フレンチエレクトロポップのトップランナーとして走り続ける Breakbot でした。ダフトパンクやジャスティスと共にこれからもフレンチエレクトロポップの王道を突き詰めてもらいたいですね!