ウェストロンドンを拠点にするヒップホップアーティスト、Ava Laurelのステージネーム Lava La Lue (ラヴァ・ラ・ルー)。
ロンドンのサブカルチャシーンを牽引するアートコレクティブ&コラボレーションフォームであるNine8のファンダーのひとりであり、自身のアーティスト活動以外にもアート、ファッションキュレーション、MVディレクターなど多彩な才能の持ち主。
2018年デビューEP『Letra』では原宿カルチャーを発信する日本のクリエイター集団、TokyoVitaminとのコラボレーションも実現。2019年ミックステープ『Stitches』、2021年EP『Butter-Fly』をリリース。
ネオ・ソウルやサイケデリック・ポップのようなローファイ・インストルメンタルに、陶酔感と遊び心のあるふんわりとしたボーカル&ラップが乗る、アーティスティックなアンダーグラウンドUKヒップホップです。
2021年EP『Butter-Fly』では、クイアな自身の背景をよりサイケデリックなサウンドへと反映した、甘くカラフルなエクスペリメンタルR&Bを展開しています。
その『Butter-Fly』を中心にレビューしていきます。
Lava La Rue : レビュー
Magpie
『Butter-Fly』より4曲。
気怠くレイドバックしたヴァイブス&フロウがクールで気持ち良いローファイヒップホップ。
Angel feat. Deb Never
LAベースのアジア系シンガー、Dev Neverとのコラボレーション。スムースでスペイシーなエレクトロニックトラックが気持ち良い。
Goofy Hearts Club
バウンシーなトラックに陶酔感のあるボーカル、展開がイイですね。
G.O.Y.D. feat. Clairo
「Pretty Girl」(2017年)でブレイクしたアメリカのインディポップシンガー、Clairoとのコラボレーションによるポップでガーリーな一曲。
WIDDIT
デビューEP『Letra』より、M-Floの”Miss You“をサンプリングしたロンドンmeets東京アンダーグラウンドヒップホップ。
BURN
2019年『Stitches』より、疾走感のあるサウンドにクールなフロウが冴える。
まとめ
ロンドン・ローファイヒップホップアーティスト、Lava La Lue (ラヴァ・ラ・ルー)でした。
非常にクリエイティブでいながらも取っつきやすいサウンドで聴き易さも両立したEP『Butter-Fly』、5曲入りですが、もう少し聴きたくなる、おかわり必至の内容です。