バルセロナ出身、カリフォルニア拠点のシンガーソングライター、フラメンコ歌手 Rosalía Vila= Rosalía (ロザリア)。
子供の頃からフラメンコに魅了され10代で芸能活動を開始。
カタルーニャ音楽大学在学時にカリフォルニアで録音されたアルバム『Los Ángeles』では、プロデューサーのラウル・レフリーのスパニッシュ・ギターだけを用いて制作された純度の高いフラメンコアルバムとしてアメリカでも称賛され、ラテングラミー最優秀新人賞にもノミネート。
続く2ndアルバム『El Mal Querer』ではスペインのプロデューサーEl Guinchoとタッグを組み、フラメンコにラテン・トラップ、レゲトン、エレクトロR&Bの要素を取り入れ、伝統的なフラメンコとヌエボフラメンコがミックスされた傑作として母国スペインはもとよりベルギー、スイス、ポルトガル、オランダ、アメリカのラテンアルバムチャートを席巻。グラミー賞最優秀ラテンロック・アーバンアルタナティヴアルバム賞を受賞し世界的ブレイクを果たした。
2022年リリースの『MOTOMAMI』では、Cory HenryやJames Blake、The Neptunes、The Weekendなど多くのスペイン以外のアーティストやプロデューサーとのソングライティング・コラボレーションを実現し新たな世界観を見せています。
このアルバムでは”Hentai”や”Chiken Teriyaki”、”SAKURA”など日本を模写した表現が多くあり、そこも非常に気になるところ。
それではRosalíaの最新アルバム『MOTOMAMI』を中心にレビューしていきます。
Rosalía : レビュー
CHICKEN TERIYAKI
シャープなレゲトンサウンドとダンス。そしてなぜかチキン照り焼き!
CANDY
こちらは渋谷のカラオケボックスが舞台。
HENTAI
近年日本のアニメがスペインでも流行っているらしく、感覚的にわかりやすい言葉として選ばれているのでしょうか?日本人からすると違和感ありますが。
ちなみにこの曲、ソングライティングはファレル・ウィリアムズとチャド・ヒューゴによるThe Neptunesも参加しています。
MALAMENTE (Cap.1: Augurio)
『El Mal Querer』より、21世紀最高のフラメンコポップの傑作として絶賛されYouTube再生回数1.5億回オーバー!
Con Altura
2019年シングル。J Balvin(スペイン)とEl Guincho(コロンビア)を迎えてのキレッキレのレゲトン・ラテンポップ。カッコイイですね。
21世紀最高のフラメンコ・ポップアイコン、 Rosalía (ロザリア)でした。アルバムごとに進化を遂げている、現代ラテンポップの最高峰シンガーです。