イギリス、ロンドンを拠点とするJames Hatcher (ジェームス・ハッチャー) と Andy Clutterbuck (アンディ・クラッターバック)による エレクトロ・デュオ・プロジェクト。かなりの日本好きという彼らがつけたプロジェクト名は“HONNE”(ホンネ)=本音。
そして彼らのレーベルは「Tatemae(タテマエ) Recordings」、あぁ、なるほど、「建前」と「本音」ね。
音楽性はエレクトロニックですが、四つ打ち系のダンサブルなものというよりは、どちらかと言うとR&Bやインディな雰囲気のメロウチューンを中心とした「夜っぽい」音を得意としています。
2014年頃からキャリアをスタートさせ、2016年にファーストアルバム「Warm on a Cold Night」をリリースし、SpotifyやSoundcloud、YouTubeを中心に話題となり、その親しみやすい音楽性と「日本好き」がきっかけでここ日本でも各音楽メディアで取り上げられました。
そして2018年8月24日に最新アルバム「LOVE ME/LOVE ME NOT」がリリースされています。(日本版は9月5日)
このアルバム、タイトル通り「2面性」、「陰と陽」がテーマになっており、曲ごとでこの「◑ / ◐」マークで陽/陰を表現しているのが面白いですね。
2020年7月3日ニューアルバム『no song with out you』がリリースされています。
HONNE : レビュー
Me & You
「LOVE ME/LOVE ME NOT」から、ポップで爽やかなダンスチューン。MV撮影は韓国ですね。
I Got You
インディー系シンガー、Nana RoguesをフィーチャーしたHONNEらしいメロウで哀愁漂うエレクトロニックサウンド。
I Might
ジャジーでメロウ、「TOKYO」「SHIBUYA」なんて歌詞も出てくるスムースエレクトロチューン。
Worm On A Cold Night
彼らの代表曲。”Warm on a Cold Night“、インディ系のR&Bとはまた違った夜の情景が似合うしっとりとしたアーバンエレクトロ。
Someone That Loves You
「White Tiger」がスマッシュヒットしたイギリスの若手シンガー、Izzy Bizu(イジー・ビズ)とのコレボレーション。
MVは日本が舞台ですね。
no song without you
久しぶりの新作は2020年6月12日リリースの『no song without you』は切ない胸キュン系バラードのアニメーションMV。
まとめ
建前と本音を操るエレクトロ・デュオ、HONNE(ホンネ)でした。かなりの日本贔屓、アジアや日本への愛情を感じる二人組でしたね。
愛と優しさがあふれるインディ・エレクトロニックミュージックです。